サックス2年目物語♪ サックス奮闘記

SAX奮闘記ーサックス2年目物語ー 第59日目 ~『St.Thomas』はテンポが命~

https://tanetan.com/JazzyNight

2002年5月16日投稿

こんにちは、たねたん@clara525)です。

「音が出ない事件」の反省を活かす

ヘロヘロレッスンから一週間。

前回の「音でない事件」は正直自分にとってはショックな出来事であった。

ピアノなどの鍵盤楽器とかであれば、気落ちしてたら音色として出ることはあっても、
「音が全く出ない」などということは絶対にない。
鍵盤をたたけば、猫だって去るだってなんかしらの音がだせるのだから。

でも、先週の私はサックスの音が全く出せなかった。
自分では元気なはずだったけど、やっぱり祖母のお葬式の次の日のレッスン、
というのはちと無理だったかしら?(^_^;)

(今日は音が出ないなんて無様な真似はしないぞぉ~)と意気込みながらも、
前日の残業で、実はまたまた少々寝不足。
でも、ちゃんとご飯はお腹いっぱい食べてきたし~<(`^´)>エッヘン
・・・ってそういう問題じゃないけど(-_-;)

とにもかくにも、マジメに音楽(サックス)と向き合うには
ちゃんと自分の体調や心境とも向き合う必要があるってこと!
過去の反省を活かして前に進むべし!がんばれ、自分!

 

『St.Thomas』はテンポが命っ!

私
いや~、あの後爆睡してから練習したら、ちゃんと音でました~♪

T先生
T先生
あはは(爆)。そうでしょう?そういうもんっすよ~(^^)

やはりそういうもんなのねφ(.. )メモメモ

で、『St.Thomas』の演奏。

T先生
T先生
テンポきっちりつけていきましょ♪
実は僕、最近バンドの練習で『お前テンポ悪いぞ~』って言われちゃって (;^_^A アセアセ
自分ひとりで演奏してると気づかないもんなんですよね。
だから今日はテンポ重視!この曲はテンポが命ですからっ!

・・・・バンドで怒られたのは、それって先生の問題じゃ・・・(爆)。
でも実際、この私もテンポ先走り症候群なのは確かσ(^◇^;)。
特に好きな曲だったり得意な曲だったりすると、更にどんどん走る走る!
おしゃべりも調子に乗るとマシンガントークになるからなぁ・・・

先生が窓際にメトロノームをセットする。
最初はゆっくりなテンポで、そして1コーラスごとに少しずつテンポを早くしていく。

私
せ、先生・・・・めっちゃ早いんすけど・・・・
結構限界かもぉ~・・・・(-_-;)

T先生
T先生
大丈夫、大丈夫~!!段々調子に乗ってきたよぉ~!
ほんじゃ次はこのテンポ!ワン、ツー!

実際、すでにかなり早いテンポ。
でも家では、オリジナルCD(『サキソフォン・コロッサス』)に合わせて練習してたので、
ビビりながらも とりあえずこなしていく。ふぅ・・・(汗)

 

楽しくなければジャズじゃない♪

T先生
T先生
じゃあそろそろ、例のカラオケでやってみるか?( ̄ー ̄)ニヤリッ

そう、先週カラオケを聴いた時は、かなりテンポが早すぎてついていけず、
あまりの私の下手くそぶりに、思わず二人で爆笑してしまった程なのだ。

T先生
T先生
ここまで早くできればいけるっしょ?『ワン・ツー』ですぐ始まるからね!
はい、準備!

おうっ、準備OKよ!来るなら来てみろ~~っ!!
実際、先週は鬼のように早いと思えたカラオケだったけど、どうにか今回はついていけた♪
もしかして、これって上達?これって成長??
ほんの少しだけど、(楽しいっ♪)って思えながら吹けた気がするっ♪♪
楽しくなければジャズじゃない~(((o(*゚▽゚*)o)))
「辛い」から少しだけ卒業できたかも?!

T先生
T先生
で、たとえばこういうアレンジの方法もあります・・・

と、さらに先生が超かっこいいアレンジで『St.Thomas』を演奏してくれた。

うんうん、それってロリンズっぽい♪
っちゅーか、ロリンズそのもの、完璧コピーなんすけど(爆)。
CD擦り切れる程に愛聴してる私は、細かいニュアンスまで全部覚えてるのだ。

でも初めて聴いたかのように素直に感動する私。
いい生徒だ、全く(o゚▽゚)oニパッ
完コピ出来てる先生も素晴らしいっ♪

T先生
T先生
ほんじゃ~この曲はもうOK!で、次はこれ~♪

と取り出された楽譜は2枚。

『Blue seven』『Valse Hot』だ。

う~ん、前の曲は確かサキコロ(※『サキソフォン・コロッサス』)の
最後に入ってた曲だから聴いたことあるけど、ふたつめの曲は???

私
先生、私、こっちは知ってるけどこっちは知らないかも・・・

T先生
T先生
はい、僕もこっちはオリジナル聞いたことないです(キッパリ)

あら、そうなの???

T先生
T先生
『Blue seven』はジャズっていうよりブルースね。
これはゆっくりなテンポでほとんど同じフレーズだから、
簡単にふけると思います。
あとでアレンジっていうかアドリブをこれでやってみましょう♪

で、もうひとつのほうはワルツ。
超高音ってある本には書いてある、一番上の音がたくさん出てくるから
指の練習になりますからね~♪

うぐ・・・確かに。私の苦手な超高音の集中攻撃っ!!
これは練習せねばっ!!(;^_^A

Valse Hot

↑後で分かった事ですが、このアルバムに3曲とも入ってました(;^_^A

 

T先生
T先生
あ、ちなみに余談なんですけど・・・。
この『Blue・・』の方は、僕がアメリカで勉強してた時の先生が
このコード進行で『Over The Rainbow』を吹いてくれたんですよぉ~♪

と、いきなりこの曲のカラオケをバックに流し、
その『Over The Rainbow』を、かなりかっこいいジャズアレンジで演奏してくれた。
おおっ、いいぞ!素敵~っ♪(^-^)//""パチパチ

Over The Rainbow

こんな風にいろいろ自由にサックスで遊べるようになりたいなあ。
私はまだまだ、楽譜にベッタリちゃんだからなぁ~・・・(遠い目)
先生みたいになるにはまだまだだけど、もっともっと楽しめるように頑張りますっ!

  • この記事を書いた人

たねたん

JAZZ好き元ライター。『たねたん・どっとこむ』内でのかつての人気コーナー「Jazzy Night」「サックス奮闘記」を現在こちらに鋭意移築中。Sonny Rollinsが一番大好き。最近はライブで生音浴びてないのが悩み。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています

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