2004年10月24日投稿
今日は急いで終わらせよう!
いよいよ仕事も大詰め(-"-;)
本当はサックスなんて吹いてる場合ではない。
が、今日レッスンに行かなければ、もっともっと行けなくなる。
月末締め切りの私には残されたレッスン日は今日しかない。
しかも今日は、お食事会もあったのだ。
家族一同でお世話になってる方からのご招待で母のお誕生日会。
逃げるわけにはいかない(T-T)
母「あ、サックスの日なの?じゃぁ、渋谷駅で待ち合わせね。終わったら電話ちょーだい!」
母の事務的な声に仕方なくうなづく。
私のレッスンのために、実はお食事会の開始時間を遅くしてもらっていたのだ。
うぅっ(涙)。
ということで、今日はいつものようにゆっくりとレッスンできない。
ケツカッチンなので時間通りに行かなくては。
スーツですが、何か?
早めに教室に行くと、T先生は入口近くの喫煙場所で一服中(-。-)y-~~~~
そう、この日私は珍しくスーツ姿であった。
以前普通の会社員をしていた時は会社帰りに通っていたので、スーツでレッスンという日も。
が、フリーの身の上になってからは色気もへったくれもない、ジーンズ&シャツ&スニーカーという泥臭い格好ばかりであったので、先生の目にはそれが通常バージョン。
それが突然タイトスカートのスーツにヒールなのだから、そりゃ驚きますわな(; ̄ー ̄A フキフキ
・・・デートかなんかと思ってるでしょっ?!(≧∇≦)
・・・っていうか、思われたところで否定しか出来ない(T-T)
少々焦りつついつものスタジオに行くと、開いてるはずのドアが閉まっていて、なかなか若者のシャウトが聞こえた。
あまりにも集中した歌声(というか叫び声に近い)だったので恐ろしくてドアを開けられず、そのまま踵を返して先生のところへ。
私の音出し準備の間一服しようとしていた先生は、いささか困った顔でスタジオへ行ってくれた。
が、先生ですらそのシャウトに圧倒されたらしく(爆)、ドアを開けて歌ってるご本人に占有時間の確認をするでもなく
と笑顔で振り向いた。
えっ・・・
圧倒されてるやん・・・闘わずして負けるんかいな・・・
てか、多分にあちらさんが間違っとるが・・・
Jamey Aebrsoldの楽譜本がオススメな理由
妙な空間がなくて( ̄▽ ̄)b
向かい側の部屋はキーボード1台がやっとの大きさ。
嫌でも先生の近くになり、運指等細かくチェックされてしまふ(´;ω;`)ウゥゥ
生徒としてはちょっと気まずい部屋(^^;)。
しかも、ちょうど立った目の前の辺りになぜか鏡が・・・
ボーカルさんはいいけど、必死にサックス吹いてる自分の顔、見たくないぃ~(T-T)
渋々狭い方の部屋で音だしをし、先生の来られるのを待つ。
それとも、あれはもう飽きた??(; ̄ー ̄A フキフキ
・・・・・・・・。
言っていいんかぁ・・・・・・???
それを私に本当に言わせるんかぁ・・・・?????
大人だわ、私って。
た、多分これで先生を傷つけなくて済んだ?!(; ̄ー ̄A フキフキ
Σ( ̄□ ̄;)|||
そ、それならそうとおっしゃって欲しかった・・・
なにやろうかなぁ~・・・
まずいっ!ひっじょーーーに気まずいっ!!(-_-;)
この雰囲気を解消すべく、私は持参したある物をカバンから慌てて取り出した。
「シンガー用」って書いてあって、もしかしたら歌キーの楽譜かな、と。
でも、そしたらいつもボーカル科さんやゴスペル科さんに合わせるのに苦労してますけど、これで慣れておけば改善可能って事でしょうか??
私は矢継ぎ早に先生にたたみかけた。
一秒でも早く先生のガッカリフェイスを消したかった。
この狭い狭いスタジオから・・・・
※私が差し出したのはこの楽譜集↑
Jamey Aebersoldの『It had To Be You~24 Standards in Singer's Keys』である。
彼の楽譜は実は過去にレッスンで何度も使っていた。
チャーリー・パーカーやロリンズ様の曲をやった時のは、全てこのシリーズだ。
T先生がLA留学してた時に使ってたのがこのシリーズだったようで。
このシリーズの何が良いって、伴奏CDが付いてるのが良いのだ♪
どの曲もテンポがかなり速めで(オリジナルよりも速い!)、ついていくのがめちゃ大変なのだけど、逆にこのCDでらくらく吹けるようになれば、大抵の伴奏では余裕で吹けるのではないだろうか、と思う。
後で分かったのだが、
時々ストリートでひとりで演奏してる人は、このCDをラジカセで流してやってる人が殆どだ。
(つまり、このCDを使ってる人は、ストリートで堂々と吹けるほど上手い人って事なのだが)
『My Funny Valentine』ってこんな曲だった?!
だ・か・ら!
さっきからそう言ってますがな。
ええっと、これはあれかな?
ピアノを弾きながら確認していく先生を横目に
とヒヤヒヤしていた私。
いえ、あのね、だからぁ・・・。
そういう事ではなくてぇ、ただ単に、以前話題に上ったから見せたかっただけの話であってぇ・・・。
長々と言い訳しようとしたところで、ふと気付いた。
そう、今日の私にはあいにく時間が無かった。
後ろが押してる、いわゆる「ケツカッチン」のだ(T-T)
ンニャローっと思いつつ、笑顔がひきつりながらも、私は先生の提案を呑むしかなかった。
もうゲーム性でもだして楽しむしかなかった(とほほ)
ページをめくって12番目の曲を探す私。
しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
確かこの曲以前もやったような、やらないような(・_・?)ハテ。
とにもかくにも、この狭い部屋の私達にはとっても重過ぎる曲を引き当ててしまったのだった。
ええっと、このキーだからぁ・・・。あぁ、いいや、楽譜通りに行こう!
伴奏をそっちにあわせるから!
先生もなんだか急なことでパニくってしまったようだ。
とはいえ、歌キーの楽譜を見ながらすぐに伴奏してくれるのは毎度のことながらすごい!
サックス吹けてピアノで伴奏もできるなんて・・・私もそうなりたい♪(惚れ惚れ)
で、先生の技に感激してる場合でもなく、楽譜に向かって曲を吹く。
あ、あれれ??
なんか、私の知ってる曲とテンポが違~うっ!!(; ̄ー ̄A フキフキ
その後の私の四苦八苦ぶりは、正直書くのも情けない限り(T-T)。
思うに、「歌本」なのでシンガーの方の自由が効くようにあえて基本のテンポで書かれているのではなかろうか???(想像)
ジャズなのに、まるっきり裏拍でもシンコペーションでもないのだ。
そう、まるで小学校の音楽の教科書のようなテンポ。
ハ長調の4/4で、しかも知ってる歌。
これだけ条件揃ってればチャッチャと吹けるはずなのに・・・。
しかしながら。
ラテン・ボサノバ好きな私にはゆっくり過ぎるテンポと、耳慣れないメロで思いっきり調子が狂ってしまったのだ(;^_^A
なんとか最後にはどうにか形らしいものにはなったけど、自分としては全然納得できてない。
艶っぽさを求めますか・・・・・・・・・
はぁ~・・・・・・・(T-T)
サックスの修行というより、人生の修行、人間力が足りないって事ですよね、それってば。
とほほ(´;ω;`)ウッ…
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