個人レッスン日誌3

SAX奮闘記ーサックス個人レッスン日誌3 第112日目 ~必要なのは相性と色気と引き出し~

サックス

https://tanetan.com/JazzyNight

2004年11月7日投稿

フリーランスの哀しさよ(´;ω;`)ウゥゥ

月末締めの仕事もようやく終わり、余裕で練習を・・・と思いきや、そうはいかなかったここ数日。

ご存じの通り(?)、現在私はフリーランスで働いている。

フリーランスの仕事をする人にはお分かりいただけると思うのだが、仕事ま~ったく音沙汰ない日があると思えば、ドカンとまとめてやってくる日も(涙)。
アンタら、わざと私をいぢめる為に手を組んで仕組んだやろっ?!(T-T)と叫びたくなるほどに、不思議とどの仕事も同じタイミングでやってくる。

相手様は自分だけが仕事を頼んでると思ってしまいがちだが、そうではなーいっ!
数ヶ月間音沙汰なかったクライアントが急に

「2ヶ月以内にお願いしたいのですけど、大丈夫ですよね?( ̄▽ ̄)」

などと平然と恐ろしいことを言ってきたり(-_-;)。
まぁいつものことではあるのだが・・・むぅぅ。

 

で、当然「趣味」であるサックスの練習など、優先順位は一番最後になるわけです。嗚呼。

しかも最近あんまり体調良くないし。
なぜか熱が急に出たり下がったり。
この日もその状態で、直前までドタキャンしようかとベッドの上で悩んだ。
が、もし休んだとしても次にいける日曜日は予定が入っていて、全てがずれてしまう・・・。

暇なはずなのにこのギリギリのスケジューリング(T-T)。
しかたなく、重い腰を上げ、重いサックスを担いでスクールへ向かった。

 

前回の続き

 

いつものように音出しの後、レッスンが始まった。

T先生
T先生
さて、例の曲やりましょうかっ♪

先生の言葉に、仕方がなく例の本『It had To Be You~24 Standards in Singer's Keys』を出す。

前回の記事
SAX奮闘記ーサックス個人レッスン日誌4 第116日目 ~誤解、後、地獄のコード練習~

2005年2月10日投稿 ご、誤解です・・・     今日はいつものレッスンとは違う特別な日♪ そう、飲み会付きの日なのだぁ~~~(@^∇^@) わぁーい この『SAX奮闘記』を最 ...

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まずは普通に吹いてみる。

練習してきてない、とは結局言い出せずに緊張しながらどうにか吹く。

T先生
T先生
うぅ~ん、まあいいんですけど、もうちょっと艶っぽくというか、色っぽくというか、ムーディーにというか。
曲にドップリ入っちゃってください(^^;)

・・・・・・・色気ねえ・・・・・・・・・。
シラフじゃ無理だわ(^0^*オッホホ

気のせいか、先生の伴奏が前回よりかなり上手くなってる気がする。←何様(笑)
・・・っていうか、この伴奏にちゃんと合うような演奏しなくちゃだわ!(; ̄ー ̄A

 

しかし、なんだ。
この楽譜・・・・かなり見づらい(T-T)。
暗譜すりゃいいことなんだけどさ。はんっ。

 

ボーカル譜をそのまま吹いてるため(E♭に転調していない)、そのままだとキーが低くて演奏しづらいので、あえて1オクターブ上げて演奏してるのだ。
よって、ドがラに見えたり、ソがシに見えたり(^^;)。
演奏してる途中で

ヽ(゜∇゜;)ノはっ

と頭が真っ白になることしばしば。

その都度全身硬直し、演奏が止まってしまう。
先生はそれを横目で見て、クスクス笑いながら伴奏を続ける。

うーむ・・・・(-_-;)

 

色気と相性と引き出し

引き出し

 

T先生
T先生
じゃあ次は、ちょっと変えて演奏してみましょうか。

楽譜のリズム関係なく。 もっとまったりとした、ブルージーな感じで。 曲にドップリ入ってこんな感じで伴奏より遅らせ気味に・・・

と、先生がなんともムーディーに演奏してくれる(n*´ω`*n)
う~ん、カクテル1杯注文したくなってきた♪

 

で、自分でやってみると・・・・・あれれれれ???(^^;)

なんともミョーチクリンな演奏。
何が違うんだ・・・???

 

T先生
T先生
僕のピアノと競ってる感じですよね。
どっちが先にでるか・・・みたいな(笑)。

できればそうじゃなくて、 『はい、じゃあ次は私!』みたいな掛け合いっぽい感じになれるといいんですけどね~。

相性悪いのかな?ははっ(^^;)

はははははぁ・・・・・・。
確かに相性悪いのかもしれんですねえ・・・・・・(T-T)くすん

 

前回は先生が私に合わせてくれる感じだったが、今回は私もちゃんと先生がどうでるか、じっくり集中しながら演奏することに。

結果・・・ふたりとも待ってしまう箇所があり、かな~りまったり(しすぎ?)なムードに(;^_^A

T先生
T先生
うんうん、だいぶ合ってきたかな?

後はもう少し、待つだけじゃなく、余裕というか予想というか、

『おっ、この次はきっとピアノはこうくるかな、私はこうでしょう! 』

みたいに、先を読んでの待ちだともっといいんですけどね~。

(・・・先を読んで待つ・・・ハードル高いな・・・)
私
T先生
T先生
さっきも言ったように、こういうアドリブ的なかけあいって、相性でもあり、勝負でもありますから、相手がどうでるか、ってのを先に予測した上で、自分がかっこよくでられる形を読み取って準備できた方の勝ちなんですよ。
なるほど・・・
私
T先生
T先生
だから、初めての相手だとどう出てくるかわからない面白さがあるし、長年一緒にやってる相手だと相手がどう出るかわかってるから、安心して自分も面白いことができるっていうのがあったり。

アドリブの面白さってそういうところなんですよね(^-^)

 

ふむふむ。
今日の先生のアドリブに関する説明はミョーにわかるわっ!
相手を信頼しつつ、駆け引きも・・・。恋愛と一緒だあね♪( ̄▽ ̄)

 

T先生
T先生
さて、じゃあ今度はリズム変えてやってみます?
こんなにゆっくりブルージーな感じじゃなく、アップテンポとか、スイングとか。

その後、いろいろリズムを変えて伴奏に合わせて演奏してみた。
やはりこれも、自分の「引き出し」がたくさんないとついていけないのだという事がわかる。

私の「引き出し」、もっと増やさなくちゃだわ・・・(; ̄ー ̄A フキフキ

 

 

 

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  • この記事を書いた人

たねたん

JAZZ好き元ライター。『たねたん・どっとこむ』内でのかつての人気コーナー「Jazzy Night」「サックス奮闘記」を現在こちらに鋭意移築中。Sonny Rollinsが一番大好き。最近はライブで生音浴びてないのが悩み。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています

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