サックス奮闘記 個人レッスン日誌2-夏編-

SAX奮闘記ーサックス個人レッスン日誌2 ー夏編ー 第101日目 ~フラジオ運指地獄~

サックス

https://tanetan.com/JazzyNight

2003年4月17日投稿

「フラジオ」に悩まされた一週間

失敗

Counselling / Pixabay

 

フラジオって・・・・・(´;ω;`)ウゥゥ

 

フラジオとは「フラジオレット」の略。日本語では「倍音奏法」ともいう。通常とは違う指使い(運指)で、2オクターブ上の高い音(ハイノート)を出す演奏方法。

 

この一週間「フラジオ」に悩まされ続けた。

『The Dream』の練習をしようにも高い音でひっかかる。

 

正直、この曲の耳コピ、9割は楽勝だった♪

レッスンの時は初めて聞かされたばかりで緊張しまくってヘロヘロだったけど、家に帰って何度もCDを聞いてみると、メロは殆ど同じことの繰り返し。途中2回転調があるが、最初の音がわかってるから
どうってことはない。

問題は、最後に転調したときのフラジオ(T-T)。

ハイAはもう完璧にだせるようになったのだけど、逆にその下のG、F♯。ついでに、FとEも替え指でフラジオしていかないとメロディーが繋がらない

 

うがぁ・・・・・・・

 

レッスンでもフラジオに悩まされる

 

T先生
T先生
出ました、フラジオ?( ̄ー ̄)ニヤリッ

開口一番先生がニヤニヤしながら聞いてきた。
ちっ・・・(-_-;)

私
出来ないですよぉ~。出来るわけないじゃないっすかぁ~っ!

逆ギレである。

T先生
T先生
まあまあ(;^_^A。じゃあ一度CDに合わせて吹いてみましょうか?

先生と一緒にCDに合わせながら吹いてみる。

耳コピしたのは先週のレッスンが終わってからすぐの2~3日。
週が明けてこの数日は仕事の関係で忙しく、練習をまともにやっていなかったのでメロをすっかり忘れていた私σ(^◇^;)
フラジオどころか、フツーのメロの部分まで吹けてないし。

 

T先生
T先生
う~ん、6割程度ですかねえ・・・┐('~`;)┌

うう、前はもっとちゃんと吹けてたのにぃ~・・・

T先生
T先生
で、フラジオをやってみましょう。まぁEやFもいつもの運指でも構わないのですが、多分替え指できた方が楽だと思うんで。

まず、ソの運指から人指し指(左手)を上にずらしてEを出します。

♪ミ~。
うん、どうにかキツイけどこれは大丈夫。
手がちっこい私には結構指が伸ばしっぱなしで動かすのが大変だが(^^;)

T先生
T先生
じゃあ次に薬指をあげてF。
『ラの運指の人差し指を上にずらす』って覚えればいいですね( ̄▽ ̄)

口で言うのは簡単だけど、覚えるのはそんなスグには無理ですわ(;^_^A。

ええっと、さっきのEの運指に薬指をあげればいいんだよね?
おお、これは簡単♪この音は出しやすいわ♪

T先生
T先生
で、その音がでたら、左手はそのままで、右手サイドキーのラ#を押さえるとF#が出ます(^-^)

ピャラーッ!

うっへ?!( ̄□ ̄;)!!
なんか急に変な音がでるんですけど・・・

静かにゆ~っくりと右手を押すと、細~~~い音が出る時もあるんだけど、♪ミーファーと勢いよく出して、同じ勢いのままで♪ファ♯~と吹くと、途端に音が狂う(T-T)。

T先生
T先生
そうですね、そのときにちょっとアンブシュアを変えてあげる必要があるんですけど・・・。どのポイントかは、自分で探しましょう♪

うぅっ・・・・・(´;ω;`)ウゥゥ
♪ミファファ♯~。ファ♯ファミー、ミファファ♯~・・・・

気が狂いそうな高音部の繰り返し。
う~ん、F♯はまだ打率が低いな。要練習だわ(;´д`)トホホ。

T先生
T先生
で、一番メインのGなんですけど・・・。運指は前に教えましたよね?

はい。右手の小指以外全部押さえて、両手中指も外した形。
この形でもう何週間も吹きまくってるけど、全くダメ。全然出来ない。

実はこっそり本で調べて、他の運指も試してみた私(;^_^A。

結果、他の運指だとどうにか単音では出るんだけど、メロの一部として使うには、やはり先生が教えてくれた運指が一番スムーズにできるような感じだ。

T先生
T先生
うーん、だめですかねえ・・・。右手外しちゃうってのもアリなんですけど・・・。
変わらないか~(^^;)

よし、今日は出るまでやりましょう!

な、なんですとっ?!ヽ(゜∇゜;)ノ

結局15分近くフ~フ~吹いていたにも関わらず、カスりもしなかった・・・(´;ω;`)ウッ…

 

頑張った人には・・・宿題?!

Homework

geralt / Pixabay

 

T先生
T先生
まあ、大丈夫ですよ。いつか必ずでるようになりますから♪

Aがあんなに早く出るようになったんですから、コツの掴み方は他の生徒さんより早いですし♪

先生アリガトウ・・・・おだててくれて・・・・・(;_;)ウウウ

T先生
T先生
じゃあ、そんな頑張った生徒に先生から素敵なプレゼントを~♪

えっ?な、なに??(((o(^。^")o)))ワクワク
凹んだまま帰りそうな私になにをくださるというのっ?? 気が利くじゃない♪

T先生
T先生
はい、『Chicago Song』の楽譜♪

あとそれからこれは『If I Should Lose You』って曲。知ってます?


私
・・・はい・・・チャーリー・パーカーが『With Strings』でやってますよね・・・

T先生
T先生
ああ、そうかもしれませんね~。他の生徒さんがやりたいって言ってた曲なんですよ。

テーマ部分は簡単なんですけどソロがうまく入るとカッコいいんですよね~♪
『Chicago Song』の方も長いですけど、テーマの部分はめちゃくちゃ簡単ですから♪

 

・・・・・・・・宿題のプレゼントね・・・・・はいはい(-_-;)

 

 

 

 

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  • この記事を書いた人

たねたん

JAZZ好き元ライター。『たねたん・どっとこむ』内でのかつての人気コーナー「Jazzy Night」「サックス奮闘記」を現在こちらに鋭意移築中。Sonny Rollinsが一番大好き。最近はライブで生音浴びてないのが悩み。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています

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