2002年12月8日投稿
寝不足はサックスの大敵!なのにこんな日に・・・
発表会への緊張のせいで、昨晩の睡眠時間はたった約3時間。
サックスのような吹奏楽の楽器では、肺活量や口元の筋肉を上手にコントロールできなくなるので睡眠不足は大敵、ということを以前教わったのにまたやってしまった(-_-;)
↓「寝不足が大敵」の理由はこちらに詳細が・・・↓
が、これさえ終われば死ぬほど眠れる~。あと数時間の我慢!
発表会当日だというのに、異常なほど緊張していなかった私。
いつも、こういうときは決まって緊張から物凄い吐き気がして、立っているのも辛いくらいになってしまうはずなのだけど・・?
今日はなんだか朝から食欲もあるし、変だわ~・・・と思っていたら、あまり発表会当日の実感が湧かないように、あえて自分で思い込もうとしてるような(汗)。
出掛ける時間が来て、身支度もささっと終わり、いつになく冷静に「じゃ、行ってきます」と家を出た・・・。
かえっておかしいぞ、この状態?!(; ̄ー ̄A フキフキ
会場は赤坂の『Bフラット』。結構一流どころもライブをする有名店だ。
はぁ・・なんでこんなとこでやるのさ・・・渋谷のちっこい店でええやんか・・・
会場に入ると、生徒はまだ数名しか来ていなかった。バンドがリハをしている。
会場も横に広く、あのブルーノート東京とあまり変わらない大きさかも・・・(滝汗)。
演奏順の大きな勘違い(-_-;)
最近そういうの多いですよ、先生ってば!(ドキドキ)
ごめんね~(苦笑)
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン Σ( ̄ロ ̄lll)ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
ちゃうちゃう~~っ!!
3番目なら、ライブ始まってから多少は心落ち着ける時間あるけど、2番目じゃすぐ次だからそんな暇ないじゃん!!(泣)
その魔の宣告を受けた瞬間、怒涛のように緊張感が押し寄せてきた。心臓ドッキドキ、油汗タラ~ッ、口のなかは乾くし、めまいまでしてきた。
そうだ、ドリンク券があったんだ、これでワインでも一気して景気づけして・・・。
「たしか前回もそう言って飲んでましたよね~(笑)」
隣にいた見覚えのある女性がそう言って大声で笑った。
そうだ、前回の発表会で目の前の席にいた彼女だ。あのとき私はトップバッターを当日宣告されて、飲めないお酒(ビール)を一気飲みしてステージに立った。酔いが回る前に演奏は終わっていたが。
で、でも今回はまだ時間あるからちゃんと酔えるかな、ははっ
虚しい笑い声がまだ人気の少ない会場内に響く・・・。
やがて会場はほぼ満席になった。こんな年の瀬のめちゃ寒い日によういらっしゃったものだ。←他人事
私は誰も誘ってない。他人様にご足労頂いて、聞いていただける程の技量がまだ無いからだ。身内なんかに見せた日には日々のいい笑いのネタにされるのがオチ。←相当のヒネクレ屋
ちゃんと自信をもって演奏できるようになるまで、誰も発表会には誘わないと決めているのだ。
実は私がサックスを習っている事は、友人知人の間ではすでにかなりの人に知れるところとなっているので、誰かとお会いする度に「まだ続けてるの?今度の発表会には誘ってね♪」と言っていただくのだが、多分相当先の話だと思っている(まぁ社交辞令だろうし)。
だから、今回の発表会は、駅前や街頭で演奏するストリート・ミュージシャンの皆様と状況はほぼ一緒。全く知らない人の前で演奏するのだ。先生やスクール関係の人以外のオーディエンスは完璧な他人。だからどうなっても大丈夫、恥ずかしくない・・・。
でも。
そう思えば思うほどアガってしまうのは何故っ?!(-"-;)
発表会スタート!
1番最初の演奏は、先程ステージでリハをしていた2人組。ずるいじゃん、当日リハした直後なんてっ!(ぶーぶー!)
その次出番の私は、ステージ袖の椅子にカッチンコッチンになって座っていた。
曲のイメトレなんてしてる場合ではない。どうやってステージにコケずにあがれるか、それだけでもう頭が一杯。
いつも仲良しのゴスペル科のO先生がステージ上から私を笑顔で招いている。
い、行かなくちゃ・・・・・。
泣きそうになりながらソロソロとステージへ。
会場がどっと受ける。
そうだ、私、前回いきなりその場でトップバッターを宣告されたときも全く同じ事を言っていたかも(; ̄ー ̄A フキフキ
もう一人のMCをやってるギター科の先生(男性)が、優しく励ますように言ってくれた。う~ん、多分別人だと思うけど・・・ま、いいか・・・・・(-"-;)
[st-kaiwa6]じゃあ、思いっきりアダルトな雰囲気でたねちゃんが演奏してくれます『Misty』、お願いしま~す♪[/st-kaiwa6]
いきなり暗転になり、私だけにスポットライトが・・・。
ひえぇぇええええええ・・・(滝汗)
もう逃げられな~い、と思った瞬間、背後でドラムスがカウントを取り始め、ピアノの伴奏も始まった。
すると不思議な事に、ドキドキ感はそのままだけど、なんだか変な開き直りの気持ちが湧いてきた。
まったく小心者な奴である。こんなんでサックスやろうってんだから間違ってるとしか言いようがない。
しかしながら演奏が進むにつれ、緊張しまくっていた気持ちがだんだんとほぐれて落ち着いてきた。
そう、かつて若かりし頃、セーラー服の制服姿で女性だけのヘビメタバンド(!)のキーボードとして文化祭で演奏してた当時の気持ちが蘇ってきた!!あの時も最初は吐きそうで死にそうだったけど、途中から面白くなってきてガンガン演奏しまくってたではないの!(シスター達が目を真ん丸にして腰抜けそうになってたのが今でも忘れられません(笑))
サビに入って気が付けば、「みんな、お聞きなさいっ!これがサックスよっ!」とばかりにプワーっと気持ちよく吹きまくっていた。予想通りエンディングはあまりうまくいかなかったけど、予想以上に楽しめたから、ま、良しとしましょう(;^_^A
ゴスペル科の伴奏でハプニング!
が、自分の曲が終わったとて、まだ気は抜けない。第1部が終わって休憩を挟んで第2部が始まるのだが、その最初にゴスペル科の例の伴奏が控えているのだ。
実際第2部が始まり、セッティングの為にステージに上がったところ、なんとT先生と私のブラスチームはステージからはみだしてしまったのだ(T0T)。
思いの外ここのステージが狭かった・・・というより人数が多すぎ(-_-;)。
T先生は『The Glory Day』の前にもう一曲やるし、その曲ではソロのアドリブも
とるので当然ステージ側。自然と私はステージ奥側、ゴスペルコーラス隊の後ろの位置になってしまった。
ううっ、どちらかというとこの伴奏してるときの写真撮って欲しかったんだけど・・・と、そんな図々しい事を考える余裕も出始めていた私。ああ、次回の発表会は2部に演奏させてもらおう・・(ぼそっ)
結局ゴスペル科の伴奏は、私を含むバックバンドは楽譜通りに演奏したのだが、肝心のゴスペルコーラス隊が最後の繰り返しの「♪イエ~イ♪」というところで楽譜より多く繰り返してしまい、最後はメロメロになってしまった(; ̄ー ̄A フキフキ
こういうハプニングはセッション等ではよくあることで、普通ならボーカルにバンドが合わせてあげる訳で、その旨も先生から言われていたので私の気持ちの準備はできていたのだが、この時のドラムス担当が、ドラムス科の先生ではなく生徒さんのひとりだったのが大問題。
ひたすら楽譜通りに叩く事に熱中してしまい、まだコーラスが続いてるのに先に叩き終わってしまったのだ(-"-;)
そうなると我々ブラスチームも終わらない訳にはいかず・・・。なーむーΩ\ζ°)チーン。
でもコーラスが最後に残って終わるのは、別によくあるパターンなのでそんなにおかしくなかったかも。私のあせった顔が客席に見えてさえなければ、の話だけど(爆)。
とにもかくにも、自分のソロの演奏より、伴奏の方がめっちゃ面白かったのだけは事実♪
次回もやりたいでござる♪でも、もっと簡単な曲にして欲しいっ♪
ゴスペルの伴奏も終え、やっとひと安心(^-^)。
他の人の演奏や歌もこれでじっくり落ち着いて聴ける。
それにしてもみんな上手だ。っていうか、今回は歌の人がほとんど。歌ならカラオケボックスでいつでも練習できるし、よほど歌詞を忘れない限り間違えることはないよなー、いいなー、ずるいなー。
でも、サックスのこの大変さがいいんだけどっ♪( ̄▽ ̄)ニヤリ
今回もサックスを演奏したのは私含めて3名だけなので、サックスを持ってステージに立つだけで
「おおっ!」というどよめきが・・・。ちょっと自慢げ~な私(ニヤリ)。演奏はボロボロだったけどね(笑)。
最後のビンゴゲームで図書券も当たり、なかなか良い発表会でした(あはは)。
次回は初めて誰か招待してみようかな?ステージに上がるのはすっごく緊張するけど、今回はあの緊張感のなかの快感を思い出すことができたのが収穫だったので、次回はもっと練習を重ねてかっこいい演奏ができれば、と思う。曲も今度は自分で決めるぞ!
はぁ~、ドタバタしたけど充実した2002年の締めくくりでした。来年もがんばりまっせ~♪