サックス2年目物語♪ サックス奮闘記

SAX奮闘記ーサックス2年目物語ー 第65日目 ~発表会用に『いそしぎ』の練習~

https://tanetan.com/JazzyNight

2002年6月27日投稿

こんにちは、たねたん@clara525)です。

W杯もいよいよ終盤。
決勝に残った選手達の気合の如く、
ここ一週間の私のサックスへの気合たるや相当なものだ。

前回のレッスンでのあのボロボロの醜態、とてもプライドが許さなかった。
いつもは週二回ぐらいの練習でレッスンに行っていた私だったが、今回は違った。
友達との約束も極力避け、残業もせず、
仕事後は必死でまっすぐ帰宅して毎晩練習にいそしんだ。

本番に弱いタイプ(´;ω;`)ウゥゥ

(なぜ、なぜなの・・・・・???( ̄□ ̄;)!!)
家での練習ではすこぶる快調。
やっぱりおかしい。レッスンにいくと全然ダメなのだ。
(も、もしかして・・・先生がいるから???)

そう、小心者の私は、先生が見てるってだけで緊張しまくってるのだ、多分。
ひとりで部屋で練習してるときはのびのびと吹いている。
が、先生の前ではカチンコチン(-_-;)。
思えば、昔からそうだった。本番に弱いタイプ(;^_^A
練習で完璧なのに、本番で頭真っ白になるタイプだったかも。
しかも、事前準備が出来ていればいる程・・・。
逆に、何も準備してない方が開き直ってノビノビとできていたような。

が、サックスのレッスンは練習(準備)しないと始まらない。
こんな私が、発表会で、50人もの知らない人の前で吹けるんだろうか・・・
あいや~・・・・・・・・・・

T先生
T先生
いや~、聞いてくださいよっ!
PCがめっちゃ調子悪くって、結局リカバリーしちゃったんですよね~♪

スタジオに入るやいなや、先生は嬉しそうにパソコンの話を始めて盛り上がる。
かなりハイテンション↑。
私はうわの空でそれを聞き、相槌を打つ。
ロウテンション↓。

T先生
T先生
それでですね~、こういうメッセージがでちゃうんですけど、
こういう場合どうしたらいいんでしょう?

先生のPCに関する私への質問コーナーが始まってしまった(-_-;)
IT系で働く私は、先生にとってパソコンやインターネットの師匠なのだ。

この日は私が15分ほど遅刻していて、
しかも珍しく私の後にもレッスンが入っているらしい。
ということは、早くレッスン始めてくれないと、
発表会に間に合わないじゃん・・・(・_・、)

結局先生のためのPCコーナーは10分以上にも及び、
先生のテンションがあがると共に私のテンションは下がる一方だった。
先生、もしかしたら緊張しまくりの私を和らげようとしてのかもしれないけど・・・。

低音部、中音部、高音部を意識する

T先生
T先生
じゃあ、今日は低音部、中音部、高音部を意識して吹いてみましょう!

な、なぬ?ヽ(。_゜)ノ ヘッ?

T先生
T先生
まあいろんな分け方があるんですけど、
とりあえずソの音から下のド、シまでを低音部
そしてそこからまたあがって最初のソまでで一区切り、
そして次のラから上にあがって上のソまでが中音部
そしてその上のラから上のファまでが高音部って感じですね。
それぞれ低音部、中音部、高音部を吹いてるんだって意識で
大事に吹いてみてください。
そろそろ、ただぼーっと音をだすんじゃなくて、
大事に音をだしていきましょうね。

ううっ、ボーっと音だしてるな、確かに・・・・σ(^◇^;)
っていうか、必死すぎて「大事に」音を出すなんてこと考えてなかった。
余裕がないのよね、ヤッパシ。

言われた通りに一通り吹いてみる。
なぜか高音部に入ると弱気な音になってしまうけど、まあどうにか。
これが普段の演奏の時にもできなきゃあかんのだよね・・・(^_^;)

『いそしぎ』を演奏してみる

いよいよ『いそしぎ』

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まずはメインテーマの方を吹く。

T先生
T先生
じゃ、一人で吹いてみてね

とうとうひとり立ちの時(;^_^A。
先生無しで、しかもひとりでこの曲吹くのは初めてなのよん。ドキドキ。

T先生
T先生
う~ん、まあ大体いいのだけど・・・。
♪ラ~ミラ~♪って高音・低音・高音って吹く時に、
続けて一息で吹こうとしてるから音が不安定なんだよね。
無理して続けようとせず、♪ラ~ミ、で一旦タンギングして
♪ラ~って新たに吹いた方が
ピョロ~っと情けない音でないで済むはずですよ

うへへっ、情けない音、やっぱりばれてたか(;^_^A アセアセ
そう、アンブシュアを細かく動かそうとするために
変にフラジオ(倍音)してしまって、なんともまぁ情けない音なのだ。
そしてメロディーがゆっくりめなので、その情けなさが妙に目立ってしまう(とほほ)。

言われた通りに無理に続けずタンギングで切って吹くと、
本当に情けないピョロ~は無くなって、きっちりした音出しができるようになった。
で、でも、正直タンギングも苦手なのよね・・・・・・

そしてアドリブ部分の『JAZZ ETUDE』
こちらもとりあえずひとりで吹いてみる。

相変わらずボロボロだ。なんでぇええええっ?!
あれだけ家で練習したときはちゃんとできたのにぃっ(/_<。)ビェェン
ま、ここで出来なければ、家で出来てても意味がないのだよね、うん(反省)。

T先生
T先生
焦らないで吹いてくださいねっ。
3連譜のとこで妙に焦りがちですよね~(^_^;)

だってマヂで苦手やもん(笑)。
先だって指摘された左手薬指のツッパリ症状も再発してるし、
この3連譜地獄をどうにか克服せねば、
この先の晴れのステージ(発表会)を完璧にこなすことは無理である。

私
あのぉ~先生、この楽譜、新しいの欲しいんですけど・・

T先生
T先生
えっ?!なんで?

私
3連譜のとことか、私いろいろ書き込んでしまってるじゃないですか?
これ見て吹いてると、なんか余計にこの3連譜の前に
力入ってるような気がして・・・(^_^;)

T先生
T先生
( ̄m ̄*)プッ 確かにそうですよねっ!
じゃあ、ステージ用ということで♪

いぢわる・・・・・(-_-;)
まっさらな楽譜をみたら余計に緊張してきたわ(汗)。

発表会に向けて密談?!

レッスンが終わって帰る間際、受付のところで先生が他の先生方と相談している。

T先生
T先生
ええっと、○○さん(←私のこと)の件なんですけど、
ずーっとひとりでテーマとアドリブ吹くの、多分大変だと思うので、
途中ギターのソロ入れたいんですよね。
それから他に太鼓いれてボサノバな感じで・・

おいおいっ!誰の話してんのよ、それっ!?( ̄□ ̄;)!!
私がめちゃくちゃ焦った顔で、その話を聞きながら呆然と立ち尽くしてるのに
ふと気づいた先生方。

T先生
T先生
まあまあ、発表会っていってもライブハウスだし、
みんなお酒飲みながら楽しくやりますから~♪エンジョイ、エンジョイ♪

私
・・・じゃ、じゃあ・・・、
誰も私の演奏なんか聞いちゃいないですよねっ?!(^_^;)

T先生
T先生
とんでもない~っ!
みんな集中して聴くに決まってるじゃないですかっ!( ̄ー ̄)ニヤリッ

・・・・・・・・・やっぱイヂワルだわ・・・・・・・(ノ_・。)

  • この記事を書いた人

たねたん

JAZZ好き元ライター。『たねたん・どっとこむ』内でのかつての人気コーナー「Jazzy Night」「サックス奮闘記」を現在こちらに鋭意移築中。Sonny Rollinsが一番大好き。最近はライブで生音浴びてないのが悩み。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています

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