Buona Pasuqua! Bravo, Citilia!(復活祭おめでとう!シチリア島万歳!)
『 シチリア島 』はマフィアが住む島、とずっとずっと思っていた。
ブーツ型のイタリアの、爪先の先にある三角形の島。名作映画『グランブルー』『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台。そして外してはならない『ゴッドファーザー』の舞台なのである。
私のなかの「シチリア」の知識はその程度だった。
ウンブリアやトスカーナ地方の、のどかでおだやかな、歴史ある町並みが好きな私にとって、今回のシチリアの旅はイタリア行きとはいえども、当初あまり魅力的に聞こえなかった。
第一おばさんばっかりのツアーでしょう??(^_^;))
そう、今回の旅は、母の参加しているママさんコーラスの恒例の演奏旅行。
お遊び程度だがイタリア語を勉強している私がいればみんな便利♪
という訳で、人数あわせのなかに無理矢理入れられていた(;^_^A
総勢20数名のおばさま(中にはお婆様も・・・)との初めてのシチリア旅行。まな板の上の鯉・・・そんな感じだろうか・・・うぐ・・・。
2000年4月14日。イタリア旅行やり直しは『 シチリア島 』から!
2年ぶり、しかも大聖年の復活祭を迎えようとしているイタリア。(※注 この年は西暦2000年。カトリックでは100年ごとの大聖年にあたる)
あのFirenzeでの悪夢の交通事故から、何度イタリアの地を再び踏むことを夢に見ただろう。
(※以前フィレンツェで交通事故に遭い、とても悲しい思い出が・・・(´;ω;`)ウッ…)
あの事故以来、イタリア語もわざわざ外国語学校に入って勉強した。
その理由はただひとつ。
次にイタリアに一歩を踏み入れる時、それは私にとって、完璧なまでに望み通りの旅でなければならなかったから・・・。
次にイタリアにいくときは、練りに練った計画で満足のいく完璧な旅を!勿論イタリア語も完璧にして、前回を忘れるような楽しい時間を!
2年前の旅の「やり直し」は、何がなんでもそうでなくてはならなかった。絶対に・・・
たねママのコーラスグループご一行様に同行
バリ島に続いて、今年二度目の母との海外旅行。
我が母の天然ぶりは他の記事で既にご存知だろうが、しかも今回は、その母を 上回るという噂のおばさま20名以上とともに、イタリアはシチリア島を目指す。
なんでこんなことになってしまったのか・・・・・・
母のコーラスグループは、それを取り仕切る先生(もう米寿!)がとても海外がお好きで、演奏旅行と称して過去にも様々な国に行っている。
母はそんなに昔から参加しているわけではないが、それでもウィーン、スペイン、ドイツ・・・と、結構色々な場所に行っている。現地の団体と交流し、コンサートを開き、時には現地の新聞に堂々と写真付きで「国際交流使節」として紹介されちゃったりしているのだ(-_-;)
で、今回もその恒例のコーラスグループご一行様の旅。今回は人数の関係で現地団体との交流会は中止になったものの、様々な場所でゲリラ的に歌う予定だという。
ぐぇ~、マジですかぁ~・・・恥ずかしいからやめて~・・・(*ーー*;)
イタリア旅行はアリタリア航空で決まり!のはずが・・・
それにしても。
今回のアリタリアは残念ながら本当にヒドカッタ・・・(-_-;)。
いつもは美味しくて大満足の機内食も今回チョイスすら出来ず、いきなり「カツ丼、蕎麦、鮨セット」だし(´;ω;`)ウゥゥ 帰国便ならいざ知らず、イタリアに向かう機内で日本食はないわー。
おまけにローマまで直行便と思いきや、ミラノ経由。しかもミラノに着いても飛行機から降ろしてもらえず、空港内を歩き回ることも許されない。ハイジャックされてんじゃないんだから・・・・・(怒)
その結果、機内で映画を観る事しかできず、なんと4本も観てしまった! 金城武吹替えの『Tarzan』が 観られたのはよかったけどね♪
そのままミラノからローマに付き、やっと降りられたと思ったら、今度は国内線の遅れで、1時間以上待たされる。
ああ、思い出した。これこそ「イタリア」だったっけ・・・・・・(^_^; アハハ…
真夜中のローマ空港で、めちゃくちゃ疲れているはずなのに、もう心の浮き立ちは押さえ切れなくなっている。
早速、食べたくもないアイスクリームを売店で買い、今回初イタリアを経験する。こんなものでもめっちゃ美味しいから嬉しくなってしまう♪( ̄▽ ̄)
パレルモのホテルに到着
やっときた飛行機にのってシチリアはパレルモに到着し、バスに揺られてホテルについたときは、すでに午前2時半を回っていた。
日本の家をでてから、合計時間にして24時間以上過ぎている計算になる(笑)。本当に長い旅だった・・・・・・(白目)
今夜のホテルは「ホテル プリンチペ・ディ・ヴィッラ ・フランカ(Hotel Principe di Villa Franca )」。
多少多めに支払っても、部屋をシングルにしてもらって本当によかった。(^^; 長旅の疲れ、というより、おばさんパワーでエネルギーを吸い取られてるかんじ。
部屋につくと、まず恒例の写真撮影をば。
なんてことない部屋なんだけど、どこか漂う雰囲気がもう日本ではなく、大好きな、夢にまでみたイタリアにきていることを彷彿とさせる。
真夜中だったけど、イタリア語が聞きたくてTVもつける( ̄▽ ̄)。
今回、なんの下準備もなく、あまりにも突然やってきたシチリア。
この先どんな旅が待ち受けていようとも、とりあえず私は愛しのイタリアの空気の中に、今確実に存在している!それだけで涙がでるほど嬉しかった(´;ω;`)ウゥゥ。
本当に、本当に、とってもとってもずっとずっと私はイタリアに来たかったのだ。正直、イタリアならばどこでもよかった。
疲れきった身体をふわふわのベッドの中に横たえても、すぐには眠りにつくことはできなかった。
明日は7時起床なのに、すでに4時を回っていた。それでも興奮していてなかなか寝付けない。正直なんだかもったいなくて、とても眠れる心境ではなかった。私はいつまでもいつまでも、ず~っとず~っとこの幸福感を感じていたかった・・・
そう、私は間違いなく、イタリアにまた来ているのだ・・・
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