『 井持浦教会 』の「ルルドの聖母」
とうとう巡礼ツアーのはじまり、はじまり~っ♪ まずは『 井持浦教会 』から。
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【五島列島】 西海国立公園 潜伏キリシタン聖地巡礼の旅 ~1日目(2)
「晴れ女」の面目躍如! 街を後にして、いよいよバスは田舎道に突入する。自然が一杯、緑が一杯(^-^)。おまけに天気は最高だ。聞けば、昨日まで大雨で今日から梅雨明けしたんだとか。よっしゃ~♪\(^O^) ...
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そういえば教会にくるのは、前回のインド旅行以来(^^;)(※インドのゴアでフランシスコ・ザビエルに会いに行ってました) ←れっきとしたクリスチャン
申し訳ないような気持ちを多少抱きながらバスを降りて、入り口の坂道を登る。
歴史的な教会というのは、大体世界中どこでも丘の上や山の上に立っているので今回の旅でもそうかしら・・・・と恐れていたら、やはりそうでした(;^_^A
奥の方には煉瓦造りの素敵な建物が見える。ああ、早く中に入りたいっ!
坂道の入り口をのぼっていくと、「井持浦ルルド 水の聖母堂」という建物が左手に。
「ルルド?」
キリスト教信者、またがキリスト教にちょっと詳しい人はこの言葉でピーンとくる。
<ルルドの聖母出現の奇跡>
1858年、南フランスはピレネー山脈にあるルルドという町で、少女ベルナデッタが友達と遊んでいる時に、聖母マリアが目の前に現れて
「罪人のために祈りなさい」
とおっしゃった。
その話は内緒にするように言われたが、一番年少だったベルナデッタはつい家族に漏らし、そのため噂として村中にその話が広まった。が、人々は少女の話をなかなか事実として信用しようとしなかった。
ベルナデッタ達は再び現れた聖母マリアにそのことを告げると、聖母マリアは大勢の民衆の目の前で、いくつもの奇跡を起こされた。
その奇跡のひとつとして、聖母マリアから言われた場所を掘ってみると、こんこんと泉が湧き出したという。そしてその泉の水を飲むと、それまで体調が悪かった者が改善したとも。
この奇跡を模して、「●●のルルド」と称したマリア像を教会の奥庭等にしつらえている場所は、日本国内にも少なくない。世界中にもたくさんある。
が、フランスのルルドが本来の聖地。
そこから湧き出した水は「聖なる水」と呼ばれ、病気や身体の障害が治るという奇跡の噂が全世界に広まり、キリスト教信者のみならず、宗教を超えて癒しを求めて世界中から人々がやってくる場所となった。
ルルドの水を飲んでガンが治ったという人の話も少なくないし、ルルドで汲んできた水は不思議と腐らない、とも。
つい先日、私の母のお友達で癌に苦しんでる方がこのルルドまで必死に出かけ、全身浸かってきたという話もある。
そして嘘か誠か、実際「あと数ヶ月」と余命宣告されていた彼女の癌は、つい先日全て消えてなくなってしまった、という(^^;)
まぁそれが本当にルルドの泉のお陰かどうかは誰もわからないのであるが、最後の神頼みとして奇跡を信じる気持ちになるのは、人間として否定できない。信じる気持ちこそが自らの治癒力を高め病を治す場合もあるのだ。
ルルドの聖水そのものや、その聖水で作った飴はお土産として売られていて、日本の教会でも手に入る場合がある。
すなわち「ルルド」と聞いただけで、知ってる人は「あ、水ね(^-^)」となるのだ。
そしてこの井持浦教会は、「日本のルルド」としては最古のものなのだそうだ。だからあの「井持浦ルルド 水の聖母堂」と掲げているのね、と一同納得。
ふと見ると、煉瓦造りの可愛い教会の横に、ルルドの聖母が。(教会の奥庭の岩場や泉のそばにマリア像を配置しているエリアを「ルルド」と呼ぶ)
このルルドを作る際には、本場のルルドから聖水が運ばれらしい。
また、マリア像の周りの洞窟は、近隣の住民や信者が、大きな石を山の下から持ち運んで、ひとつひとつ積み上げたものだとのこと。
私達はちょうど同じタイミングで到着したどこかのオジサマ団体と一緒に、こちらの教会のシスターの説明を受けることになった。
あちらは普通の観光旅行だったのだが、こちらは巡礼ツアーということを知ると「ほぉ~っ!へぇ~っ!」とかなり珍しそうなリアクションをされてしまった。ああ、恥ずかしや、恥ずかしや・・・(^^;)
説明の後、教会を見学。中は結構新しい。リフォーム済み?外見とはイメージが違うが、明るく可愛らしい感じである。
国内外の観光地では必ず、といって良いほど、そこにカトリック教会があれば図々しく訪問させていただく(アポなし)我が家なので、過去に本当にいろんなタイプの教会を訪問してきたけれど、こちらの教会はアットホームな柔らかい感じで入りやすい素敵な教会だ。
しばらく教会の中を見学した後、ルルドのマリア像の右下辺りから湧きでている聖水をいただくことに。
そういえばたねパパがこの旅の直前に、原因不明の足の痛みに苦しんでいたっけ。持って帰って患部にかけてあげれば治るかしら?まさか持っていく人の人間性で効果が違うなんて事はないよねぇ…?!(ドキドキ)
とりあえず、ちょうど空いていたミニのペットボトル一杯に聖水を詰め、自分でもゴクゴクと飲んだ。ふぅ、これでしばらくはまた教会行かなくても大丈夫?( ̄ー ̄)ニヤリッ(そんなことはありません)
これで当分は怪我も病気も無縁でしょうっ♪
観光ツアーのおじさま達も、必死で聖水をボトルに詰めて持ち帰っておられました。おじさま達にも良いことありますようにっ!信じる者は救われますのでっ!(※容器は売店で購入できます)
後日談
せっかくたねパパの為に聖水を持ち帰ったのに、「足?もう治ったよ♪」と軽~く言われ、実は全く出番がなかったのでした~…。とほほ(T∇T)。
はい、あの時の水は今でも部屋にあります。それにしても、一向に腐りませんが何故なんでしょうか・・・?
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