2003年2月6日投稿
何故ひたすら練習するのか?
半音。半音。半音。
ひたすら半音の練習をしていた一週間。
正直『TAKE FIVE』はもう飽きが入っていた(^。^;)
良いんだけど、好きな曲なんだけど・・・・。
めっちゃくじけそうな気持ちと葛藤しながら、それでも何故かひたすら半音階を練習していた私。
ピアノ習ってた時もここまで練習しなかったよな・・・。
なにが私をこうさせるのか、皆目検討がつかない。ライブが控えてるわけでも無し。プロを目指してるわけでも無し。誰かに聞いて欲しいわけでも無し。
ま、お金かけてる分、しっかり元を取ってやろう、ってのが一番の理由なのかな・・・あはは・・・。
とりあえず、「心の安定」の為にひたすら練習。できないことがあると悔しいというのもあるけど、はやく完璧な演奏で『TAKE FIVE』を終わらせたいっ!
悩んだ時は有名人に学ぶ!
そして先週できなかった右手小指のワザも練習する。
ジャイアンツ松井選手(※当時)のNY行きのニュースを見ながら練習していると、ふと頭に浮かんだ事があった。
松井はかつてスランプに陥った時、スイングフォームの大幅な改造を試みた。端から見たら「今更馬鹿なことをっ!」と思えてしまう程の大胆な改造だったが、結果は皆様ご存知の通り♪
その出来事をGファンの私はよく覚えていた。松井のNY行きのニュースを見ながら、ふとそれを思い出した瞬間、 (で、私のフォームはどうなのさ??)と思い至った。
演奏時の右半身に難あり!?
鏡に映してその姿を見ると、問題の右手、細かく言えば右肘が左肘よりもかなり上がっている。要は右半身の脇と肘がすごく離れてるのだ。
先生の演奏姿勢と比べると全然違う。
弱い小指に力を入れようとするあまり、思いっきり腕に力が入り、その結果、右肘を脇から離して不自然な姿勢のまま演奏するような癖がついてしまったのだ。
とりあえず深呼吸をして、体の力を抜く。
右肘を心持ち脇寄りにしながら、問題のフレーズを演奏してみる。右肘を脇に寄せることによって、小指の角度がキーと水平に近い形になり、自然にキーを叩けるようになった♪
今までは垂直に上からキーパッドを叩き付けてた感じで、そのせいで薬指にかなり力が入ってしまい、とってもとっても不自然な形で吹いていたσ(^◇^;)
その事に気づいて直しただけで、懸案のフレーズがスムーズに演奏できるようになった。
リキみは禁物。サックスも人生も、自然体が一番なのである。
半音階を制した者がアドリヴを制す?!
やっぱそれかい・・・・(涙)
でも、しこたまこれだけは練習したおかげで(笑)スムーズに出来ている。ただ、上に上がっていく時と、上から下がってくる時で演奏の出来具合に明らかな差がある。どうしても上がっていく方はまだ少々引っかかる箇所がある。
まぁこれも『慣れ』ですから。いつも 言ってますが。身体に覚えこませちゃえばなんともないんですよ。
別に、曲の 演奏中にこの半音階のスケール吹くなんて事は絶対無いですから(笑)、これだけ出来てても どうしようも無い。
一番肝心なのは、これを身に着けることによって、頭で考えた音を出すにはどこを押せばいいのか、 という事を身体に叩き込むんです。それがアドリヴへの道ですから。
頭の中に浮かんでくるフレーズなんて突拍子も無いのがドンドン出てきちゃいますから、それを他の楽器の演奏と合わせて音にしていくには、自分がどの音を出したいのか、それをだ出すにはどこを押せばいいのか、というのをちゃんと身体でわかってないと・・・。まぁ大抵人間が頭に浮かぶ フレーズなんて曖昧な半音ばかりのが多いですからね~。
ここはしっかりやっておいた方が後々のためです!(キッパリ)
φ( ̄ー ̄*)メモメモ
最近の先生は本当に心にずっしりくる事をおっしゃってくれる。その場でそれを聞いてる時はすごく感動していて(よし!しっかり練習しよう!)と思うのだが、家に帰ると・・・(; ̄ー ̄A フキフキ
お家での効果的な練習方法を更に教わった後、いよいよ『TAKE FIVE』だ。
先生のピアノの伴奏に合わせて吹いてみる。ゆ、ゆっくりだな、こりゃ・・・(汗)
あまりにもスローなテンポで、せっかく練習した右手のあのフレーズのボロがモロにでた。
うん・・・。家ではポール・デズモンドのライブCDに合わせて吹いてたからね~・・・
更にテンポをあげてもらってようやく解決♪
でも、やっぱり家でやってたときの方が上手く吹けてたわ(T^T)クゥー
ヾ( ̄∇ ̄;)おいおい! ヨロシクってどういうこと???
ま、この先生、結構言ったこと忘れてる場合が多いので軽く流しておきまひょ・・・
『You Are So Beautiful』に挑戦!
先生がだしてきた楽譜は『You Are So Beautiful』だ。瞬時にして綾戸ネーサンの声が浮かんできた。
おい、またそれかい・・・・・。が、楽譜を見て愕然とした。A4版3枚に渡る長さはまあいいとして。
なんだかとっても上へ下への大移動の音符たち( ̄□ ̄;)!!
そういって先生はそのおまけCDをかけてくれた。一緒に楽譜を追ってみる。
なんだかすごく音の高いフレーズのオンパレードで、ケニー・Gがソプラノサックス吹いてるように
聞こえなくもない。
それより問題はフラジオなんですよね~
でたぁ・・・・・・・
上のラ?????ヽ(。_゜)ノ ヘッ?
頭の上からっていうけどねぇ・・・・・(ぶつぶつ)
一瞬それらしき音がでたが、結局玉砕(;_;)ウウウ。だ~めだ、こりゃ。
下のドを吹いて、 口元の操作だけで上のドをだすって・・・。やりましたよねえ、最初の頃、みんなで。 あの練習をまずやってみて、その感覚で吹いてみれば、どうにか出せるようになるはずですよ。
まぁ、この音が楽にだせるようになれば、もう他は楽勝ですからっ♪♪
先生ってさ・・・・・本当に乗せ上手だよね・・・・・
とりあえず来週と再来週のレッスンはイトコの結婚式の為インド行きでお休みなので、しばらくサックスから離れちゃいますが、頑張って上のラが出せるように頑張ってまいりま~す!