サックス奮闘記 個人レッスン日誌-秋編-

SAX奮闘記ー個人レッスン日誌・秋編ー 第80日目 ~『黒いオルフェ』とボサノバとベント~

https://tanetan.com/JazzyNight

2002年10月3日投稿

「オルフェ」ってなに?

jarmoluk / Pixabay

前回のレッスンの最後にこれが宿題になってしまった。
『黒いオルフェ』という曲をやるからにはその意味がわかってないと
自分でもなんだか気持ち悪いもの(^_^;)
で、先生に質問したところ宿題にされちゃったのだ。ちっ・・・・・(-_-;)

それは来週までの宿題だったのだけど、忘れそうなのでその日にやることにした(笑)。
ネットで調べれば簡単だわね、今の時代~♪♪

すると、出るわ出るわ!オルフェ祭り!w

一言に「オルフェ」といっても色々な話が書いてあった。
そもそもはギリシャ神話を素材にフランス人の映画監督がブラジルを舞台に焼き直したとか、
いやその前にお芝居の脚本があったんだとか、まあ諸説あるようなのだけど、
とりあえず今回私がレッスンでやるのはそのフランス人監督が撮って大当たりした
映画『黒いオルフェ』の主題歌。

おフランス映画だけあって、私が渡された楽譜に書いてある原題はフランス語で
「オルフェの歌(La Chanson D'Orphee)」とあった。

実はこの曲、ボサノバの名曲としてもよく知られており、その場合は
カーニバルの朝(Manha Do Carnaval)」という題名で扱われる事の方が多いかも。

ちなみに、日本に初めてボサノバとして紹介されてヒットしたのが
この曲『黒いオルフェ』だとか。
あの『イパネマの娘』よりこっちの方が先らしいφ(.. )メモメモ。

そしてボサノバにハマる

nevesf / Pixabay

そんなことをネットで調べていくうちに、なんだかボサノバについてちゃんと
調べたくなり、ネットでたまたま見つけた『ボサノヴァが流れる午後』という
本まで買ってしまった(;^_^A アセアセ

 

 

ブラジル音楽評論家の故大島守氏の解説は、ボサノバ初心者の私には
とてもわかりやすく、本当に1日半くらいで一気に読めてしまった。
「小野リサの副読本」というように、子供の頃からの彼女のエピソードも
ところどころに盛り込まれていてなかなか興味深い。

 

最近カフェをテーマにしたコンピレーションアルバムに、必ずと言って良い程
収録されているし、実際おしゃれなカフェではBGMとして必ず使用されるボサノバ。
みんな知らないうちに聞いているのだ。

ナベサダ(渡辺貞夫)のライブの前に六本木の某カフェで人待ちをしながら
この本を読んでいたら、『イパネマの娘』をはじめ、次から次へと
ボサノバの名曲が流れた。

そう、今の人たちは知らない間に洗脳されてるのよぉ~(^0^*オッホホ
だから、こういう本で基本を勉強しておくと飲み会とかで自慢できてかっこいいかも♪
←他に表現ないんか・・・・(-_-;)

ちなみに。
ブラジル本国ではボサノバなんてもう忘れ去られたジャンルなんだとか!
知らなかった・・・

ついでに当然のようにCDも買った。今回は買いまくった!
詳細は『CD COLLECTION(※改築中)』をご覧になって欲しいのだが、
1枚だけどちらかというとジャズというよりボサノバそのもの、 というアルバムも買って、
これが結構お気に入りなのだ。
ジャズではないのでとりあえずここでご紹介♪

ポーランドから女性ボーカル、アメリカからサックス・プレイヤー、
そして本場ブラジルからボーカル&ギタープレイヤーを呼び、
日本人プロデューサーが『Three for Brazil』を作ったとか。

ジャズを愛し、ボサノバをレパートリーの中心においている
このメンバーの奏でる演奏、歌われる歌声は、ストレスフルな現代社会において
とても癒しになるし、古い曲をやってる割にはとてもお上品で洗練されており、
常夏の国の音楽のはずなのにこのアルバムを聴いて頭に浮かぶは軽井沢の森林浴・・・。
まさに「癒し」。
ジャズだけでアップアップなのに、ボサノバまで手を伸ばしてしまいそうな予感です・・・

 

そんなこんなで、気づけば必要以上に音楽について勉強しまくった一週間。
先生の宿題も無事終了し(笑)、あとはひたすら実際の演奏を頑張るのみ!

ついでにコードもひとつひとつを分解して・・・。
そりゃいきなり全部は覚えられないけど、なんとなく構造がわかってきた気がする。
うん、気がするだけやけどね。
これはちゃんとした講義を受けてないので解説本と首っぴき。
ムズカスィ~(T-T)

 

宿題の答え合わせとチューニングの必要性

Simone_ph / Pixabay

 

T先生
T先生
人間の名前でしたね、オルファって(笑)

先生、やっぱり知らなかったのね・・・・・・・

私
っていうか、先生のお陰でドップリはまっちゃいましたよ、ボサノバにっ!

T先生
T先生
(^-^)//""パチパチ 素晴しいっ♪いいですねぇ~。

私
いや、マジでハンパじゃないんですって。
ブラジル行こうかな、なんて思ってますからσ(^◇^;)

T先生
T先生
・・・・・・・・・ 

まさかそこまでハマってるとは思わなかったらしい。甘い。
ハマりやすいんだってば、私。

私
でも、いろんな人の演奏聴くとそれぞれアレンジが違ってて面白いですね♪

T先生
T先生
そうでしょう?ボサノバって一言でいってもいろいろですよね。
じゃあ、さっそく勉強の成果をだしてもらいましょう!

あははは・・・・・それとこれとは違うなりよ~(;^_^A アセアセ

とりあえず吹いてみる。あれ?音がなんか変。

T先生
T先生
ソだしてみてください。じゃあ上のソ。で、また下のソ。
うーん、ちょっと高すぎますね~

どうやらチューニングがうまくいってなかったらしい。お恥ずかしい・・・

T先生
T先生
チューナーが手元にあれば一番いいんですけど、もし無くても、
オクターブ上下させてみれば、狂ってるとわかりやすいですよ♪

確かに・・・・・。
家での練習はチューナー無しでやってるので結構勘なのだけど、これならいけそう♪

 

裏技「ベント」発動!

shonamcq / Pixabay

 

T先生
T先生
だいたい良いですね~。もっとテンポあげてみましょうか?

実は家では結構早めで練習していたので早いほうが楽だったりしてσ(^◇^;)

T先生
T先生
ああ、結構このテンポでもいけますね~。
じゃあ、今日はちょっと裏ワザやってみましょうか?( ̄▽ ̄)

なぬ?裏ワザ?

T先生
T先生
ベントっていうんですけど。
下顎をちょっと開いて『アウー』って吹いてみてください。そうすると、
半音下から音がでてちょっとカッコイイ感じに聞えると思うんですけど

そういって先生が吹いてくれた『黒いオルフェ』は見事なまでに完璧だった♪
(上から目線な私(笑))

で、まずは単音でアウーとやってみる。でない。できない。一切無理。

私
先生・・・・できないんすけど・・・(;o;)ウエーン 唇切れそう・・・

T先生
T先生
ほら、もっと力抜いてみて・・・。
最初はいきなり半音上げたり下げたり出来なくてもいいですよ。
早めに出来ればビブラートにもなるので、最初はアウアウアウって感じで
音にエフェクトかけられるだけでも(^_-)-☆

い、いや、それさえも出来ないんすけど・・・(T-T)
その後、単音だけでアウアウやる練習がしばらく続いた。
段々必死になって汗ばんでくる。多分すごい形相で指もガシガシ、肩もいかりまくって
すごいことになってるんだろうな、私(-_-;)。

T先生
T先生
力入れてたら余計に出来ませんからね~。
もしかしたらリードのせいかもしれないし。気楽にやりましょう!

そうは言っても「じゃあもう終わり」とは言ってくれない先生。今日はスパルタだ~。
結局このベントはその場では全然出来ず修了。
もうひとつの裏ワザとともに宿題となってしまった。とほほ。

 

レッスン最後にコードのことをいろいろ質問した。
テンション・ノートとか、いろいろ教えてくれたけど
口頭で教わったんじゃどうせ覚えられないってばぁ(-_-;)
ボサノバに浮かれてる場合ぢゃなく、ちゃんと真面目に練習&勉強せねばっ!

 

 

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  • この記事を書いた人

たねたん

JAZZ好き元ライター。『たねたん・どっとこむ』内でのかつての人気コーナー「Jazzy Night」「サックス奮闘記」を現在こちらに鋭意移築中。Sonny Rollinsが一番大好き。最近はライブで生音浴びてないのが悩み。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています

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